診療案内
こせんじょう通あんどうクリニックでは、乳腺外科、肛門外科、消化器内科、一般外来の治療を行っています。
乳腺外科
乳房に関するさまざまな症状(しこり、痛み)の診断・治療を行います。
マンモグラフィ検査、超音波検査、生検検査を行っております。また、検診も行っております。
当クリニックは長久手市の乳がん検診受託医療機関です。
乳房の症状は産婦人科と思われがちですが、乳がんの検査・診断は「乳腺科(乳腺外科)」で行っています。
胸に気になるしこりはありませんか?
当クリニックではマンモグラフィ、超音波と生検による診断を行っています。
女性放射線技師によるマンモグラフィの検査を行っております。
まれに不在の日もありますので、マンモグラフィ検査をご希望の方は検査可能かお電話でご確認いただければ幸いです。
【午前】8:30〜12:45
【午後】15:45〜18:45
特に予約は必要ありませんが、ネットもしくはお電話で予約をしていただけると、よりスムーズに受診をしていただけます。
当クリニックでは、問診、触診、マンモグラフィ検査、エコー(超音波検査)を行います。
- 問診
- 気になる症状や気がついた時期、その他簡単なご質問にお答えください。
- 触診
- しこりの有無、形状などを直接確認します。
- マンモグラフィ
- 乳房のレントゲン検査です。
- エコー(超音波検査)
- 超音波を使って乳管拡張やしこりの有無、大きさや形状を確認します。痛みもなく診察室で行います。
しこりが見つかった場合には、まずは良性のしこりか悪性のしこりかを判断し、悪性の可能性がある場合には穿刺組織診を行います。
その結果、より専門的な検査、診断が必要になった場合には、提携先病院(愛知医科大学病院乳腺内分泌外科など)へご紹介いたします。
手術後の薬物療法、定期受診なども提携先病院と密に連携をとりながら、担当をさせていただきます。
乳腺の多い20〜40代くらいの方では、マンモグラフィ検査では乳腺が厚く、真っ白な写真しか撮れず、乳癌を見つけることが難しいことがあります。
その点、超音波(エコー)検査は、マンモグラフィ検査では正確な診断をしずらい若い女性の乳腺の状態も比較的正確に把握できることや、しこりの中の状態や広がり具合まで観察できることが特徴です。
そのため当クリニックでは乳房に関する初期検査には、マンモグラフィと同時にエコー(超音波)検査を取り入れています。
しこりの硬さを画像化できる最新のエラストグラフィを搭載しているエコーを導入しています。
長久手市の40歳以上の方であれば、市の助成を利用して2年に1回の視触診およびマンモグラフィによる乳がん検診が受けられます。
助成対象外になりますが、40歳未満の方や長久手市以外の方でもマンモグラフィやエコー検査が可能です。
気になる症状のある方は保険診療でいずれも検査できます。
助成の対象外で症状がなく検診を希望される方は以下のように自費となります。
視触診+マンモグラフィ | 8000円(税込) |
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視触診+エコー | 6000円(税込) |
視触診+エコー+マンモグラフィ | 10000円(税込) |
肛門外科
痔とは肛門や肛門周囲に起きる病気の総称です。
我慢しがちなお尻の悩み、お気軽にご相談ください。日帰り手術も行っています。
- 排便時などに、肛門の痛みや出血、違和感がある
- 健康診断で便に血液が混じっていると言われた(便潜血陽性)
- 便秘がひどくつらい
などの症状があれば1人で悩まず、いつでもご相談ください。
痔核は二足歩行をする人間にのみかかる病気で、腸の終点である肛門まで届いた血液が、重力に逆らって心臓に戻ってくる過程において、血液がうっ滞することが原因のひとつと考えられています。また硬く太い便をいきんで排泄するときに肛門を支える筋繊維が過進展、断裂をおこして、肛門の粘膜が滑脱することも原因と考えられています。
日本人の3人に1人は痔。そのうち3人に2人がいぼ痔です。それほど痔は身近な病気です。
ひとくちに痔といっても症状は様々で、痔と自覚していない方や放っておいても大丈夫と自己治療判断をして悪化させてしまうこともあります。
症状が軽いうちにご来院いただくと、お薬だけで治療できたり治療期間が短くなる傾向があります。来院しづらい場合でも「我慢するのが辛いな」と感じたら、早めに受診するようにしましょう。
痔には大きく分けて3つの種類がありますが、それぞれ症状は異なります。
- いぼ痔(痔核)
- 肛門の血管が腫れてイボ状になったもの。場所によって、内痔核、外痔核があります。
- 切れ痔(裂肛)
- 肛門が硬い便で裂けたもの。症状は出血と痛み。慢性化すると手術が必要なことも。
- あな痔(痔ろう)
- 肛門周辺に膿がたまった後に、膿の出口と肛門をつなぐ道ができたもの。手術が必要です。
痔の治療には、大きく分けて2つの方法があります。
一つは生活習慣や食生活を改善したりお薬で治療していく方法、もう一つは手術で病気を取り除く方法です。
症状が軽い場合には基本的にはお薬で治療していきます。
生活習慣を改善したり、お薬でも治らない場合に手術を検討します。
痔の治療=手術と思われている方もいらっしゃいますが、めったにあることではなく、手術を受ける患者さんは全体の1〜2割程度です。
まずは生活習慣の改善とお薬で治療
当クリニックでは、痔の治療は保存的治療(お薬と生活習慣)を基本としています。ただ、イボ痔、裂肛で、お薬や食生活の改善でもよくならず、日常生活に支障がある状態が続く場合に、手術を考えます。
ただ、手術は患者さんの負担も軽いものではありません。
痔の中で一番なりやすい「イボ痔」を切らずに注射で治します
最近では、痔のなかで最も患者さんが多い「イボ痔」の治療を、切らずに注射だけで、入院することなく日帰りで行うことができるようになりました。
それがジオンR(ALTA ※内痔核硬化療法)という方法です。
当クリニックでは患者さんの負担を減らすため、ジオンRができるイボ痔の患者さんの場合には、手術でなく、この注射で治す方法を積極的に取り入れています。
どうしても症状が改善しない方や重度の方は手術をお勧めします
ジオンRで治療できない場合、イボ痔、裂肛の症状が重い方、痔瘻の方は手術を検討します。多くの症例は、当クリニックで日帰り手術が可能です。どうしても手術が必要な方は、専門病院へご紹介いたします。
ジオンR(ALTA ※内痔核硬化療法)
ひとつの内痔核に対して段階に分けて注射を打ちます。(ジオン4段階注射法)
ジオンを内痔核の定められた部位に適切な量を打たなければなりません。内痔核がいくつもある場合にはそれぞれに行います。
注射後に注射液をしみ込ませるために注射部位をよくマッサージすることも重要です。ジオン4段階注射療法の治療時間は10〜15分程度です。
適切な部位に適切な量を打たないと効果が出にくいだけでなく、注射部位や注射の量を間違えてしまうと副作用も起きてしまいます。
この注射療法は、きちんとした知識と熟練した技術が必要なため、治療できるのは内痔核治療法研究会が主催する講習に参加し、知識と技術を認められた医師のみです。
硬化療法を受けられた患者さんは口々に、「いたくなかった、やってよかった、思ったより楽だった、こんなことなら早く治療をすればよかった」とお喜びの言葉を口にされます。
治療を受けてから初めてトイレに行ったときに、それまでとの違いに皆さん驚かれるようです。
結紮切除(けっさつせつじょ)
ジオン注射で治療ができない場合、結紮切除術という手術での治療となります。
結紮切除術は、従来、痔の治療の主流となってきた方法で、痔核の大きさ、形、位置などに柔軟に対応できます。
しかし、この方法は痛みを伴い、通常10日から2週間程度の入院が必要となります。また、入院が必要なため、日帰りジオン注射と比べると費用が高くなります。
当クリニックでは外痔核を伴った、内痔核に対して、ジオン注射+外痔核切除術を、日帰りで行っております。
以前では入院が必要と考えられていた患者さんの中の多くの方が日帰り手術で対応が可能と考えています。
入院治療を進められて、悩んでいられる方は、一度ご相談にお越しください。
消化器内科
食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肝臓、胆のう、膵臓に関する疾患を診察、診断、治療します。
あんどうクリニックでは、胃カメラ、大腸カメラ、腹部超音波検査、ピロリ菌検査などを行っております。
胃内視鏡とは、一般的に「胃カメラ」と呼ばれているものです。
先端に小型カメラがついた細長い管を口や鼻から通して、食道、胃、十二指腸などを観察、時には治療を行います。
検査結果は基本的にその場でわかります。
当クリニックでは、胃カメラの中でも経鼻内視鏡(鼻から入れる胃カメラ)を導入しています。経鼻胃内視鏡検査は「つらくない」という声が多く、経験者の9割以上が「次回も鼻から」と希望しています。
胃カメラが苦手だけれど、胃の調子が気になるという方にぜひおすすめしたい検査です。
※ご希望の方には、鎮静剤も処方しますので、お申し出ください。
特に胃の内視鏡検査を受けていただきたい方
- 時々だとしても、胃が痛むことがある
- 食事のあと、胃がもたれる、むかむかする
- なんとなく胃の調子が悪い
- げっぷがよく出る
- のどや胸のあたりが、焼ける感じがする
- 胃がんの手術や内視鏡治療をしたことがある
- ピロリ菌の除菌治療をした
- 胃がんにかかった家族がいる
発見できる病気
- 慢性胃炎、急性胃炎などの胃炎
- 胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの消化性潰瘍
- ピロリ菌の有無
- ポリープ
- 胃がん
- 逆流性食道炎
- 食道がん
胃カメラ検査の流れ
- 症状の確認、検査内容の説明を行いますので、ご都合のよい日時にご来院ください。
その時に、内視鏡検査の予約をお取りします。また、お電話のみでの予約も可能です。 - 検査は診療時間内に行います。
口から行う場合は、のどに塗る麻酔、鼻から行う場合は鼻に麻酔を行います。
痛みが少なく安全な検査をするためには、麻酔が重要です。
当クリニックでは十分な時間をかけて麻酔を行います。 - 検査を行います。検査時間は7分~8分程度です。
- 医師より、診察室で画像を診ながら、検査結果のご説明をいたします。
ピロリ治療
ピロリ菌は、慢性胃炎、胃がんを起こす原因となる菌です。
ピロリ菌を除菌することにより、胃炎、胃がんの発症を抑えることが期待できます。
現在の日本人の2人に1人がピロリ菌に感染をしています。
ピロリ菌感染を診断するには胃カメラを行う時に胃の粘膜を採取して検査をするか、尿、便、血液 呼気などで検査を行います。ピロリ菌感染が確認された場合、除菌治療を行うことを強くお勧めします。
治療は、3つの薬を1週間、1日2回、内服していただきます。内服終了後に、ピロリ菌がいなくなったかを検査し、万一、残っていた場合には
2次除菌の薬を内服していただきます。
胃ピロリ菌検査で、ピロリ菌が陽性でカメラの検査で「胃炎」と診断され時のみ保険適応でピロリ菌の除菌治療を行うことができます。
大腸内視鏡検査とは、肛門から内視鏡を入れて、約1.5メートルある大腸全体を観察する検査です。
大腸内視鏡検査により大腸がん、大腸ポリープ、大腸炎、大腸憩室症などの病気を見つけることができます。
ポリープを見つけた時には、検査前に切除を希望されている方にはポリープ切除を行います。
当クリニックでは鎮静剤を使用し、眠っている間に検査を行うので楽に検査ができます。
大腸内視鏡検査を受けていただきたい方
- 便鮮血検査が陽性であった方
- 40歳以上の方
- 血縁者に大腸がん患者がいる方
- 血便のあった方
- 貧血の方
- 腹が張る、腹痛のある方
- 下痢や便秘のひどい方
検査前日に注意していただくこと
検査前日は、寝る前に下剤を服用していただきます。水やお茶を自由に飲んでいただいて構いません。普段から就寝前に薬を服用されている方は、いつものようにお飲みください。
検査当日に注意していただくこと
朝食はとらないでください。
水やお茶は自由に飲んでいただいて構いません。ただ、検査が終わるまでは牛乳、ジュースなどを飲まないようにしてください。
朝の内服薬は飲まずに持参してください。
大腸内視鏡検査の流れ
- 自宅で下剤を飲むか、または当クリニックで下剤を内服していただきます。
- 大腸がきれいになり次第検査を始めます。
- 開始時間は12時ごろです。検査は寝ている間に終了します。検査時間は10分〜1時間です。
- 検査後は、鎮静剤が覚めるまで、ベットでゆっくりとおやすみいただきます。
- 医師から検査結果のご説明をいたします。
一般外来
甲状腺疾患、高血圧、糖尿病、脂質代謝異常、認知症、骨粗鬆症、睡眠時無呼吸症候群、小児科、各種予防接種、長久手市特定健康診査とがん検診、自費診療(プラセンタ、AGA、ED、アリナミン注射)、産業医などを行っております。
かかりつけ医として皆様のお役に立てればと考えております。
自覚症状が少ないため、甲状腺疾患の発見は困難です。
一般には首が腫れているなどを周囲の人に指摘されて気づくことが多いです。
頚部の超音波検査、甲状腺ホルモン値の測定を行い、必要時には穿刺細胞診によって発見された腫瘤の良悪性を診断します。
ケガなどの外科的治療が必要なものから、風邪などの一般的な病気の治療を行います。
ワクチンを取り寄せるため、接種は完全予約制となります。事前にご予約ください。
大人の肺炎球菌ワクチン、インフルエンザ予防接種などを行います。
長久手市の特定健康検査、がん検診(胃がん、大腸がん、肺がん、乳癌がん、前立腺がん)が受けられます。
産業医として企業従業員の健康管理のお手伝いをいたします。
発熱のある方は、発熱患者さん用の待合室を用意してありますので、こちらでお待ちいただき、診察をいたします。